【データセンター銘柄】まだまだ熱い国策銘柄!割安・高配当のDC銘柄10選
2025.01.09投稿
データセンター関連銘柄が投資家の注目を集めています。その理由は、生成AIの普及やインターネット利用の拡大によるデータ需要の急増です。これらの背景により、データセンターの建設や関連するインフラが世界中で加速しています。
本記事では、データセンター関連銘柄の中から、割安で高配当、さらにパフォーマンスが良好な10銘柄を厳選してご紹介します。選定基準として、ROE(稼ぐ力)、PER(割安度)、配当利回り、シャープレシオ(リスク対リターン効率)を重視しました。これらの銘柄がどのように投資価値を提供するのか、ぜひご確認ください。
データセンター市場の背景
データセンターの重要性
データセンターは、インターネット、生成AI、クラウドサービスなどの中核を担うインフラです。スマートフォン、IoTデバイス、さらには金融・物流・医療といった産業でも欠かせない存在となっています。
市場の成長性
2022年、日本国内のデータセンター市場規模は約3兆円に達し、2027年には4兆円を超えると予測されています。この成長の背景には、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展や、生成AIの普及があります。また、地域分散化や省エネ技術の導入が進み、関連分野への投資が加速しています。
データセンター関連銘柄の分析手法
1. ROE(株主資本利益率)
企業の稼ぐ力を示す指標で、5%以上を基準としました。
2. PER(株価収益率)
割安性を示す指標で、15倍以下の銘柄を選定。
3. 配当利回り
株主還元の指標で、2.5%以上の高配当銘柄を選びました。
4. シャープレシオ
リスク対リターン効率を示す指標で、0.9以上を基準としました。
最終選定された10銘柄
以下の10銘柄を基準に基づいて選定しました。
※なお、2025年年始時点の情報で作成しています。
KDDI(9433)
- 特徴: 安定成長が期待される通信大手
- 指標: ROE: 15%程度、PER: 14~15倍、配当利回り: 3%程度
- コメント: 安定した成長性と高い配当利回りが魅力
大和ハウス工業(1925)
- 特徴: データセンター建設プロジェクトを推進
- 指標: ROE: 12%程度、PER: 11~12倍、配当利回り: 3%程度
- コメント: データセンターの需要増加に直接貢献
大気社(1979)
- 特徴: 空調工事のリーディングカンパニー
- 指標: ROE: 10%程度、PER: 15~16倍、配当利回り: 3%程度
- コメント: データセンターの省エネ化を支える技術力
三機工業(1961)
- 特徴: 設備工事分野のトップランナー
- 指標: ROE: 9%程度、PER: 14~15倍、配当利回り: 3.5%程度
- コメント: 安定した成長性と堅実な業績
朝日工業社(1975)
- 特徴: 高配当で知られる空調工事企業
- 指標: ROE: 10%程度、PER: 11~12倍、配当利回り: 4.5%程度
- コメント: 高配当利回りが投資家に魅力的
住友電工(5802)
- 特徴: 電力ケーブル分野のリーダー。
- 指標: ROE: 10%程度、PER: 14~15倍、配当利回り: 3%程度
- コメント: インフラ需要拡大での成長性。。
JBCCホールディングス(9889)
- 特徴: ITインフラ構築を支援する専門企業。
- 指標: ROE: 10%程度、PER: 16~17倍、配当利回り: 3%程度
- コメント: データセンターの運用支援が成長を支える
日東工業(6651)
- 特徴: 配電盤や電力設備を手掛ける老舗メーカー
- 指標: ROE: 9%程度、PER: 10~11倍、配当利回り: 4.5%
- コメント: データセンターの電力設備需要が好調
ENEOSホールディングス(5020)
- 特徴: 液浸冷却技術でデータセンター効率を向上
- 指標: ROE: 7%、PER:10~11倍、配当利回り: 3%程度
- コメント: 新エネルギー技術の普及が成長を後押し
住友電設(1949)
- 特徴: データセンター建設に関連する電気工事を担当
- 指標: ROE: 8%程度、PER: 15~6倍、配当利回り: 2.5%
- コメント: インフラ構築需要が継続的に拡大
銘柄別の特徴と投資戦略
長期投資に適した銘柄
- KDDI、大和ハウス工業
配当狙いの銘柄:
- 朝日工業社、日東工業
データセンター関連銘柄のリスク
- 過熱感のある市場の調整リスク
- 電力や資材高騰の影響
- 配当維持が業績次第で変動する点
データセンター関連銘柄の留意点
- 調整局面での買いタイミングを見極める。
- 分散投資を意識し、1銘柄への集中を避ける。
- 長期的な視野を持ちながら投資を行う。
結論
データセンター関連銘柄は、生成AIやインフラ需要の高まりを背景に、成長が期待されるセクターです。本記事で紹介した10銘柄は、割安性、高配当、パフォーマンスの良さを兼ね備えた優良銘柄です。
今後の市場動向を注視しながら、投資機会を最大限に活用していきましょう。