
※AIを活用した実験的な記事となります。AIがピックアップする銘柄について、今後週次でその後の株価動向を継続的に検証していくことで「AIの精度」を検証していくことを目的としています。
※ピックアップ銘柄について投資推奨するものではございませんので、投資は自己判断でお願いいたします。
9月10日の東京市場では、日経平均は高値圏でもみ合う中、表立って注目を浴びるテーマ株やS高銘柄ではなく、静かに資金流入が始まった“初動”銘柄が散見されました。
これらの銘柄に共通するのは、①直近のレンジや節目を上放れる株価の変化、②出来高の急増による需給好転、③移動平均線やMACDの好転といったテクニカルの裏付け、④信用残や貸借残のバランス改善、⑤業績や提携・再編などのファンダメンタルズの支え。
市場全体の話題には上がっていないものの、中期トレンド立ち上がりを示唆するサインが現れた銘柄を掘り下げます。
2025年9月10日の日経平均株価・グロース株全体の動き
- 日経平均は一時 44,185.73円と過去最高値を更新したものの、利益確定売りが出て最終的に 43,459.29円で引けました(前日比約−0.4%)。
- グロース株については直接的な指数データは確認できませんでしたが、輸出関連や半導体など主要グロース株に買いが集中した前日に比べ、相対的に調整色が強まった可能性があります。
大相場初動の可能性
銘柄 (コード) | 根拠・解説 |
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GMOインターネット (4784) | 9/10に前日比+17.35%高の1380円で陽線引け。 24年6~8月期決算で海外子会社連結効果により売上高前年同期比+489%の38.5億円、営業益3.26億円と急拡大し黒字転換を達成。出来高も急増し(8.3百万株)、割高感はあるものの今後の成長シナリオに注目が集まっている。 |
フジクラ (5803) | 前日比+5.6%高の13,630円で高値引け。 売買代金上位に入る活発な商いとなり、米オラクル決算発表を受けデータセンター向け光ファイバー需要拡大への期待が再燃。8000円台後半のもみ合いを上放れ、新値更新をうかがう動きが出ている。 |
関西電力 (9503) | 前日比+5.3%高の2,230円で反発。 米大手アクティビストのエリオット・マネジメントが大株主に浮上したとの英FT報道を材料に思惑買いが先行した。公益公共株で割安とみられ、需給面では信用需給改善や空売り買戻しが意識されている(割安配当株としての評価も根強い)。 |
弁護士ドットコム (6027) | 前日比+4.5%高の3,720円で反発。 弘文堂との提携発表により同社運営の法律書籍サブスクサービスで掲載書籍数が業界最多の46社に拡大することが判明。直近の調整終了と見られ信用需給も改善傾向にあり、業績拡大に伴う再評価が期待される。 |
Terra Drone (278A) | 前日比+3.5%高の4,265円で3日ぶり反発。 同社の屋内点検用ドローン「Terra Xross 1」について、台湾最大級の産業用ドローン販売店と販売契約を締結したと発表。海外販路の拡大が明らかになり、出遅れ感のあるドローン関連株として商いが徐々に増えている。 |
まとめ
選定した銘柄は、いずれも「株価 × 出来高 × 需給 × ファンダ」が同時に好転している点が共通しています。
今後の注目ポイントは以下のような点になります。
- ①急増した出来高を維持できるか
- ②上放れ水準を終値で守れるか
- ③短期移動平均線(5日線・10日線)で押し目反発が機能するか
- ④需給面では信用買い残の整理や空売りの買い戻しが進むか
これらが確認できれば、大相場への発展確度は一段と高まるでしょう。派手さはなくとも「静かな初動」を拾えるかどうかが、その後のリターンに直結する局面となっています。