
※AIを活用した実験的な記事となります。AIがピックアップする銘柄について、今後週次でその後の株価動向を継続的に検証していくことで「AIの精度」を検証していくことを目的としています。
※ピックアップ銘柄について投資推奨するものではございませんので、投資は自己判断でお願いいたします。
2025年9月2日の東証は、指数の上下にかかわらず個別に資金が回る選別相場が続きました。
今回は、当日「大陽線/ギャップアップ/年初来高値更新」といった価格のブレイクが、出来高の膨張(直近平均比の明確な増加)を伴って出現した銘柄に注目。さらに、移動平均線や直近高値の節目突破、MACDの好転、RSIの改善といったテクニカル、信用倍率・貸借残・浮動株回転・自己株買い/希薄化解消などの需給要因、加えて決算・提携・政策テーマ等のファンダメンタル裏付けを総合評価し、中期トレンド立ち上がり=大相場の初動と見なせる候補を厳選しました。
2025年9月2日の日経平均株価(参考)
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
2025年9月2日 | 42,299.63 | 42,473.67 | 42,084.78 | 42,310.49 |
2025年9月1日 | 42,362.71 | 42,454.99 | 41,835.17 | 42,188.7 |
前日比:+121.7円
大相場初動の可能性がある銘柄候補
銘柄 (コード) | 当日の株価動向 | テクニカルな節目突破 | ファンダメンタル要因 |
---|---|---|---|
窪田製薬HD | 前日比+60%の80円ストップ高で年初来高値を更新し、高値引けの大陽線。場中9:11には早くもストップ高に張り付く強い値動きでした。 出来高約4,198万株と前日比約122倍に急増。売買代金は約32億円に達し、発行株数(約6,124万株)の約7割が1日で回転した計算です。 | 直近高値50円を大幅ブレイクアウトし、一気に過去数ヶ月の価格レンジを上放れ。終値80円は年初来高値更新で、新値追いの展開です。 信用取引は買い長(信用倍率∞)で、制度上空売り不可銘柄。直近まで新株予約権の大量行使が行われ株式数が増加していましたが、9月2日付適時開示で行使完了を発表し、希薄化リスク後退が意識されています(需給改善の期待)。 | 近視矯正デバイス「Kubota Glass」販売に関する中国・台湾企業との特約店契約締結を9月1日引け後に相次いで発表し材料視。提携による海外展開期待で買いが殺到しました。また、第三者割当増資(行使価格修正条項付き新株予約権)の大量行使完了により潜在的な売り圧力後退との見方もあります。 |
夢みつけ隊 | 前日比+40.0%高の280円ストップ高を記録。終値もストップ高水準で引けており、12年以上ぶりの高値圏へ急浮上しました(2012年3月以来の水準)。材料不明ながら突如として買いが集まった状況です。 出来高約2,338万株と直近平均の7倍超に増加し、売買代金は約60億円に急増。市場人気ランキングでも値上がり率トップクラスとなり、普段閑散の銘柄に短期資金が集中しました。 | 長らく上値抵抗となっていた200円前後の価格帯を突破し、一気に年初来高値を更新。月足ベースでも2012年以来の高値水準を抜き去り、マルチイヤーブレイクアウト(長期レンジ上放れ)となりました。 信用取引では貸借非対象(信用買いのみ)銘柄で信用倍率は∞(買い長)。浮動株も小さく、このところの上昇で個人の買いが先行。公募増資等もなく発行株数は約3千万株程度と少ないため、わずかな売りで株価が下がりにくい需給です。 | 目立った材料は発表されておらず、好チャートを手掛かりとした出遅れ銘柄物色との見方があります。業績面では直近四半期に増収増益を達成するなど改善傾向にありますが、無配継続中で材料性に欠けるため、純粋にテクニカル要因での急騰と考えられます。 |
ジィ・シィ企画 | 前日比+14.9%高の771円ストップ高で引け。寄り付き後に急伸し年初来高値を更新。その後も値幅制限いっぱいで張り付く展開となり、大引けまで上昇分を維持しました。 出来高17.4万株と前日の約8倍に増加。売買代金は約1.3億円と小型株ながら大幅増加。発行株式数がわずか251万株程度で市場流動性が低いため、出来高急増が株価急騰に直結しました。 | 8月下旬からリバウンド基調に入り、25日線・75日線を一気に突破。9月2日にそれまで上値抵抗だった700円台前半を明確ブレイクし、日足・週足チャートで新たな上昇トレンドを形成しました。 時価総額20億円弱・浮動株も少ない超小型株ゆえ需給がタイトです。直近株価上昇で信用買い残が増加している一方、空売りはほとんど見られず需給は良好。海外企業との提携発表で将来期待が高まり、機関投資家は未参入ながら個人主体の買いが旺盛な状況です。 | キャッシュレス決済システム開発企業。9月1日に海外企業との販売代理店契約締結を発表し、販路拡大期待から急騰しました(前日終値比+15%超)。業績は黒字基調で、決済インフラ拡充や地方創生のテーマ性もあり材料視されています。 |
まとめ
抽出した銘柄の共通項は以下です。
- ①価格の明確なブレイク(節目超え・高値圏引け)
- ②出来高の急拡大(3か月平均の2倍目安)
- ③25日線・75日線上での推移やMACD好転
- ④需給のタイト化(ショートカバー余地/フリーフロート縮小/信用買い過多でない)
- ⑤業績・材料の裏付け
初動の“本物度”を見極めるには、翌営業日以降に以下を確認するのが有効です。
- (1) 出来高維持率70%以上
- (2) ブレイク水準の終値キープ
- (3) 押し目局面で売買代金が細る・安値切り上げ
- (4) 貸借銘柄なら逆日歩・貸株残の変化や売残減少
運用上は、「ブレイク水準の終値割れ2日連続」や「5日線・10日線の連続割れ」、「出来高細りの陰線2本」を撤退・縮小基準としつつ、決算・月次・受注・資本政策・指数リバランスなど次のカタリストを意識して二段上げを狙う設計が堅実です。
過熱の兆し(増担指定、日々公表、希薄化オーバーハング、ロックアップ解除など)にも目配りし、価格×出来高×需給の三点がそろう期間が伸びるほど、大相場への発展確度は高まります。
週次レビュー
窪田製薬HD
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 出来高 |
---|---|---|---|---|---|
2025年9月8日 | 113 | 114 | 84 | 86 | 50,385,300 |
2025年9月1日 | 51 | 144 | 50 | 117 | 322,982,100 |
現時点での評価(2025年9月9日時点)
- AIが出来高の増えた急騰株を抽出しただけで長期大相場の初動とは考えづらい
- 今回の趣旨を考えると、AIへ抽出依頼する際のプロンプトからこのような銘柄を除外する指示が必要
夢みつけ隊
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 出来高 |
---|---|---|---|---|---|
2025年9月8日 | 286 | 303 | 237 | 237 | 13,645,400 |
2025年9月1日 | 186 | 360 | 180 | 306 | 79,563,800 |
現時点での評価(2025年9月9日時点)
- AIが出来高の増えた急騰株を抽出しただけで長期大相場の初動とは考えづらい
- 今回の趣旨を考えると、AIへ抽出依頼する際のプロンプトからこのような銘柄を除外する指示が必要
ジィ・シィ企画
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 出来高 |
---|---|---|---|---|---|
2025年9月8日 | 772 | 772 | 616 | 623 | 331,300 |
2025年9月1日 | 695 | 878 | 671 | 787 | 1,288,800 |
現時点での評価(2025年9月9日時点)
- AIが出来高の増えた急騰株を抽出しただけで長期大相場の初動とは考えづらい
- 今回の趣旨を考えると、AIへ抽出依頼する際のプロンプトからこのような銘柄を除外する指示が必要