【2025年9月4日】大相場初動の可能性がある銘柄リスト

【2025年9月4日】大相場初動の可能性がある銘柄リスト

※AIを活用した実験的な記事となります。AIがピックアップする銘柄について、今後週次でその後の株価動向を継続的に検証していくことで「AIの精度」を検証していくことを目的としています。
※ピックアップ銘柄について投資推奨するものではございませんので、投資は自己判断でお願いいたします。

9/4の東証は、派手なS高や“テーマ一色”の物色とは別線で、静かにトレンド転換のサインを点灯させた銘柄がいくつか出ました。

本記事では、

  • 直近レンジ上放れ/戻り高値更新
  • 5日・25日(場合により75日)線の上抜け/GC接近
  • 5日・25日平均比での出来高増(実質の資金流入)
  • 需給の偏りが小さい(信用買いの過剰積み上がりや過剰回転がない/貸借は買い戻し余地)
  • 業績の底打ち・改善や小粒IRの裏付け

を満たす“まだ気づかれていない初動”に的を絞って抽出しました。

短期の花火ではなく、中期トレンドの立ち上がりを狙う視点です。

2025年9月4日の日経平均株価(参考)

日付始値高値安値終値
2025年9月4日42,093.7042,608.8042,066.5942,580.27
2025年9月3日42,085.6642,293.5441,863.2041,938.89

前日比:+641.38円

大相場初動の可能性がある銘柄候補

2025年9月4日の東京株式市場で、ストップ高銘柄や話題のテーマ株を除き、ひっそりと大相場の初動と思われる上昇を示した東証上場銘柄を以下にまとめます。各銘柄について、当日の価格動向・出来高増加・テクニカル突破・需給・ファンダメンタルズの観点で分析します。

銘柄 (コード)当日の株価動向出来高・売買代金の急増テクニカルな節目突破需給状況ファンダメンタル要因
ラピーヌ (8143) 東証スタンダード前日比 +14.8%の334円まで急騰し、高値引けの大陽線となりました。年初来高値407円(5月)に迫る勢いで、一時的な調整局面を一気に上放れしました。出来高急増により普段の閑散状態から一転、当日は直近平均比で大幅増(数十倍規模)となりました。浮動株比率上位の出来高率ランキングにも入る活況で、短期資金が流入したと考えられます。日中に5日線・25日線を一挙に上抜け、終値ベースで5日線との乖離率+6%、25日線との乖離率+20%と大幅なブレイクアウトを達成しました。中期レンジの上限だった300円台前半を明確に突破し、新たな上昇トレンド入りの兆しです。信用取引は買い長(制度信用買いのみ)で信用倍率は実質∞と、空売りの供給がなく需給は良好です。さらに主要株主フリージア・マクロス社が約32.6%を保有しており市場流通株が少ないため、わずかな買いで株価が跳ね上がりやすい状況です。特段の新材料は発表されておらず、純粋にテクニカル好転による出遅れ物色との見方があります。直近決算では赤字転落しており無配継続中ですが、PBR約1倍と割安感もあり、株価上昇に伴う見直し買いが入った可能性があります。
岡本硝子 (7746) 東証スタンダード前日比 +9.2%高の190円まで上昇し、大陽線を形成しました。終値ベースでも年初来高値圏に接近し、以前の上値抵抗だった180円台を明確に抜けています。出来高は前日比で急増し、売買代金も大幅上昇しました。出来高増加率上位に位置しており、普段は出来高数万株程度の銘柄がこの日は数倍以上の水準に達したと推測されます。短期資金の流入により一日で株式の相当割合が売買された模様です。日足チャートでは25日移動平均線(約179円)を上抜け、短期トレンド転換を示唆しました。また、75日線も上回りつつあり、MACDも好転傾向となるなどテクニカル指標が改善しています。中期的な下降トレンドからの転換点となった可能性があります。浮動株は比較的少なく、時価総額約100億円未満の小型株ゆえ需給はタイトです。主要株主による保有(筆頭株主18.6%保有)もあり市場に出回る株数が限定的です。信用取引は可能ですが空売り残高は目立たず、買い優勢の需給環境となっています。ファンダメンタル面では業績改善期待が背景にあります。特殊ガラス分野の企業で、自動車やAR/VR向けなどニッチ分野での需要拡大が期待されています。直近決算でも増収増益を達成しており業績は底打ち改善傾向とみられます(市場の注目度は低いままですが)。新規材料は出ていないものの、隠れた技術銘柄として見直し買いが入った形です。
IKホールディングス (2722) 東証スタンダード当日+9.9%高の456円と急伸し、高値圏で引けました。8月下旬からじわじわと上昇していた株価が、この日に大陽線で一段高となり、年初来の水準を更新しています。出来高は約40万株超に膨らみ、前日比でも大幅増となりました(売買代金約1.8億円)。発行株数約680万株のうち数%が1日で回転した計算となり、個人投資家中心に物色が活発化したことが伺えます。チャート上、直近高値だった約420円台を突破し、一気にテクニカルな節目をクリアしました。5日線を大幅に上放れ(乖離+8%)25日線も上抜き(乖離+11%)上昇トレンドを鮮明にしています。出来高増を伴う高値更新で、新値追いの展開に入りました。時価総額約30億円程度の超小型株で浮動株が少なく、需給は良好です。信用買い残は徐々に増加していたものの空売りの参入は限定的で、踏み上げ的な動きも見られました。株価上昇により信用倍率は低下傾向にありますが、依然として買い長基調で需給逼迫感があります。業績面の好転が材料視されました。通販・美容関連事業を展開し、韓国コスメを中心に事業拡大した結果、直近期の売上高は152億円(前年同期比+8.3%)、営業利益4.25億円(同+24.5%)と増収増益を達成しています。こうした業績改善にも関わらず知名度が低く割安放置されていたため、テーマ性の薄い銘柄ながら見直し買いが入ったと考えられます。
エディア (3935) 東証スタンダード前日比+12.0%の1,229円と急騰し、年初来高値を更新しました。取引時間中には一時1,250円近辺まで上昇する場面があり、大引けにかけても高値圏を維持して引けています。出来高・売買代金が急増し、14時台の出来高変化率ランキングにも登場するなど活況を呈しました(例:直近5日平均比で数倍以上の増加)。発行株数約620万株、時価総額約71億円規模の小型株である本銘柄に短期資金が集中し、1日で株式の相当割合が売買された計算です。短期・中期線をゴールデンクロスし、テクニカル的な節目を突破しました。5日線乖離+9%、25日線乖離+18%と力強い上昇トレンドを形成。日足チャートでは一目均衡表の雲も上抜け、新値追い基調が鮮明です。加えて、MACDもゼロラインを上抜き強気シグナルが点灯しています。浮動株比率が高く、市場流動株が少ない割に短期売買が集中したため株価が大きく動きました。信用取引では買い残が増加傾向でしたが、空売りの積み上がりは限定的で需給は良好です。貸借非銘柄のため制度上の空売りもなく、個人主体の資金フローがダイレクトに株価に反映されています。業績の大幅好転が下支えになりました。IPコンテンツ事業を展開する同社は、2026年2月期第1四半期に売上高12.01億円(前年同期比+39.7%)、営業利益1.68億円(同+190.7%)と大幅増収増益を達成しています。オンラインくじサービス等が好調で7期ぶりの黒字化を果たしつつあります。ただ市場ではAI・ゲームなど派手なテーマに比べ注目度が低く、今回の株価急騰も潜在的なテーマ性(コンテンツ×オンラインサービス)の顕在化による初動と考えられます。
ウェルディッシュ (2901) 東証スタンダード前日比+16.2%の712円まで急騰し、ほぼ高値引けの大陽線を示現しました。年初来高値836円(2月)には届いていないものの、直近のもみ合いレンジを一気に上放れし、終値ベースで約半年ぶりの高値水準に浮上しています。出来高・売買代金が前日比で急増しました。発行株式数約2,178万株のうち、この日は数百万株規模が売買されたとみられ、浮動株の回転率が急上昇しています。短期資金の流入で市場人気ランキングの上位に顔を出すなど、普段は閑散とした銘柄に物色の矛先が向かった状況です。日足チャートでは25日移動平均線(約632円)を大きく上抜き、5日線とのゴールデンクロスも成立しました。RSIなどオシレーター系指標も急速に改善し、モメンタムが大幅強化。中長期の下降トレンドを転換し、新たな上昇波動に入った可能性を示唆しています。時価総額約155億円と小型ながら業績好転で人気化の素地があります。信用取引は買い長で推移し、貸借非対象銘柄のため空売りも限定的です。自己資本比率が高く財務改善も進み、市場では需給妙味のある銘柄として短期筋の注目を集めました。隠れた好業績が評価され始めた格好です。2025年8月期第1四半期決算で売上高8.57億円(前年同期比+39.9%)、営業利益0.56億円(同+254.3%)と大幅な増収増益を達成しました。特に健康食品等のウェルネス事業が売上6.64億円(同+488.4%)と急拡大し業績を牽引しています。こうしたテーマ性(健康志向・美容)の潜在力がまだ市場に織り込まれておらず、材料株としては注目度が低かったため、今回の静かな株価急騰は大相場の初動との見方が出ています。

まとめ

選定銘柄の共通項は、価格×出来高×需給×業績が同時に良化し始めている点。初動の真偽は、向こう数日の“確認作業”で精度が上がります。

チェックすべきは——

  • 出来高維持:急増日の70%以上を保てるか(失速は警戒)。
  • ブレイク水準の防衛:上抜け価格帯を終値ベースでキープできるか。
  • 短期サポート5日線→10日線での押し目反発が効くか。
  • 需給改善の継続:貸借なら売残増/買残減逆日歩・品貸料率の変化、信用買い偏重なら買残整理×株価維持が理想。
  • 次のカタリスト:決算・月次・受注・資本政策・指数イベントの有無。

運用は、「ブレイク起点の終値割れ×2日」や「5日線・10日線の同時割れ」「出来高増の陰線連発」を撤退基準に。流動性の薄い小型は増担・日々公表・MSワラント残などのオーバーハングにも目配りを。

過熱せずに高値圏での滞空時間が伸びるほど、大相場への発展確度は高まります。

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