
今回は「アールエイジ」についてです。2024年時点の情報となります。
会社概要
基本情報
- 商号: 株式会社アールエイジ
- 設立: 1993年12月
- 所在地: 東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館
- 電話番号: 03-5575-5590(本社) / 03-5575-6670(事業本部)
- 公式ホームページ: https://www.early-age.co.jp/
- 事業内容: 不動産賃貸管理、開発・販売
- 上場市場: 東京証券取引所スタンダード市場(2022年4月市場変更)
- 親会社: 株式会社BHAGコーポレーション(2021年10月親会社化)
沿革
創業期(1986年-1990年代)
- 1986年11月: 有限会社光建として千葉県佐倉市に設立。
- 1990年9月: 有限会社賃貸くんに社名変更。
- 1994年1月: 株式会社アールエイジに社名変更、本社を東京都中央区八重洲に移転。
- 1997年5月: 建物総合維持管理部門を分社化し、株式会社アールエイジ・テクニカル・サービスを設立。
成長期(2000年代-2010年代)
- 2002年12月: 一級建築士事務所として登録。
- 2007年10月: 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。
- 2018年3月: 東京証券取引所市場第二部に市場変更。
現在(2020年代)
- 2021年10月: 株式会社BHAGコーポレーションが当社の株式を追加取得し、親会社となる。
- 2022年4月: 東京証券取引所の市場再編によりスタンダード市場へ移行。
- 2025年: 神田駅近や田原町駅近の物件を開発中。
主力事業
- 不動産賃貸管理: マンション・アパートの賃貸管理および仲介。
- 開発・販売: 自社企画・開発物件の販売。
- 建物総合維持管理: 子会社アールエイジ・テクニカル・サービスによる建物管理・メンテナンス。
特徴と動向
- 地域密着型の不動産管理: 首都圏を中心に賃貸管理事業を展開。
- 持続可能な経営: 親会社BHAGコーポレーションの支援を受け、事業の安定化を進める。
- 市場適応: 上場市場の変更を経て、成長戦略を推進中。
- デザイン性の高い物件: 独自の意匠を取り入れたマンション開発。
財務状況
- 従業員: 連結17名、単体16名(2024年1月時点)
- 平均年齢: 37.0歳
- 平均年収: 468万円
事業構成(2023年10月期):
- 運営管理: 82%
- 開発販売: 18%
比較会社
- ビジワンホールディングス(4827)
- LAホールディングス(2986)
- 長栄(2993)
株式会社アールエイジは、首都圏を中心に不動産管理・賃貸事業を展開し、建物の維持管理・開発にも強みを持つ企業です。親会社BHAGコーポレーションとの連携を活かし、持続可能な事業拡大を進めています。
親会社
- BHAGコーポレーション(非上場)
大株主
株価指標
- 概要
- PER:10倍程度
- PBR:0.5程度
- 利回り:4.5%程度
- 時価総額:20~30億円程度
コーポレートガバナンス
支配株主との取引等を行う際における少数株主の保護の方策に関する指針
当社は、支配株主との間で取引が発生する場合においては、他の一般取引と同様の適切な条件とすることを基本方針とし、取締役会にて取引内容及び条件の妥当性を確認の上、取引実行の是非を決定する等、適切に対応してまいります。
その他コーポレート・ガバナンスに重要な影響を与えうる特別な事情
当社は経営の意思決定において、親会社から特段の制約を受けることなく当社独自の経営判断を行っており、一定の独立性が確保されているものと認識しております。また、親会社との資金関係、取引関係等は可能な限り行わない方針であります。
投資戦略
- 親会社であるBHAGコーポレーションは代表者の資産管理会社といえ、代表者個人が保有している株式と合わせると60%近い株式を保有することになる
- オーナーの思い次第でTOBの可能性もあり
- 配当政策以外の成長戦略があまり発信されている印象がないことも、TOBの可能性を高めている印象がある
- PER・PBR的には割安感はあり、配当割合も高いことから、TOB・MBOの可能性も考慮しつつ保有する選択肢もあり得る
TOB用に証券会社をもう1つ作っておこう
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