【TOB候補】PCIホールディングス(親子上場)

【TOB候補】PCIホールディングス(親子上場)

今回は「PCIホールディングス」についてです。2024年時点の情報となります。

会社概要

基本情報

  • 商号: PCIホールディングス株式会社
  • 設立: 2005年4月
  • 所在地: 東京都千代田区神田須田町(設立時)
  • 事業内容: ITシステム開発、運用および情報サービス事業を主軸とする純粋持株会社
  • 上場市場: 東京証券取引所スタンダード市場(2023年10月現在)

沿革

2005年

  • 4月: 東京都千代田区神田須田町において株式会社M&S(資本金2,500万円)を設立。ITシステム開発、運用、情報サービス事業を開始。
  • 6月: 株式会社Y&Uの営業権を譲受。
  • 8月: アルファスタッフ株式会社(現株式会社りーふねっと)に資本参加(出資比率51.6%)。
  • 9月: 株式会社アイルネット(現株式会社りーふねっと)を株式交換により完全子会社化。

2006年

  • 1月: Profit Cube株式会社に資本参加(出資比率50.6%)。
  • 9月: アルファインフォメーションソリューション株式会社を株式交換により完全子会社化。
  • 11月: 純粋持株会社へ移行。

2007年

  • 4月: Profit Cube株式会社を株式交換により完全子会社化し、本社を東京都品川区へ移転。商号をPCIホールディングス株式会社に変更。
  • 7月: オープンソース・ジャパン株式会社(現株式会社りーふねっと)を株式交換により完全子会社化。

2010年

  • 1月: アイル・オープンソース株式会社とアルファインフォメーションソリューション株式会社を合併し、PCIアイオス株式会社を設立。

2012年

  • 9月: PCIソリューションズ株式会社(資本金5,000万円)を設立。

2013年

  • 3月: Profit Cube株式会社の一部事業をPCIソリューションズ株式会社に承継。
  • 4月: 本社を東京都江東区に移転。
  • 5月: Profit Cube株式会社の全株式を譲渡。

2015年

  • 8月: 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。

2016年

  • 9月: 東京証券取引所市場第一部へ市場変更。
  • 11月: 株式会社シスウェーブの全株式を取得し、完全子会社化。

2017年

  • 7月: 株式会社シー・エル・シーの全株式を取得し、完全子会社化。
  • 12月: 株式会社りーふねっとを株式交換により完全子会社化。

2018年

  • 1月: 本社を現在地に移転。
  • 6月: セキュリティ関連事業強化のため、Safer Connected World株式会社を設立。
  • 9月: バイテックシステムエンジニアリング株式会社(現VSE株式会社)を連結子会社化。

2019年

  • 5月: 株式会社インフィニテックの株式を75%取得し、連結子会社化。
  • 11月: 株式会社シスウェーブの株式50%を譲渡。

2020年

  • 6月: Safer Connected World株式会社を完全子会社化。

2021年

  • 1月: 株式会社ソードを完全子会社化。

2022年

  • 4月: 東京証券取引所のプライム市場に移行。

2023年

  • 9月: 株式会社りーふねっとの全株式を譲渡。
  • 10月: 東京証券取引所スタンダード市場に移行。

2024年

  • 8月: 株式会社レスターと資本業務提携契約を締結
  • 9月: 株式会社レスターが株式公開買付けによりPCIホールディングスを連結子会社化

主力事業

  • ITシステム開発および運用
  • ERP導入コンサルティング
  • 金融機関向けパッケージソフトウェアの開発・販売
  • 半導体トータルソリューション
  • セキュリティ関連事業
  • エンベデッドソリューション事業

グループ会社

  • PCIソリューションズ株式会社
  • 株式会社プリバテック
  • VSE株式会社

PCIホールディングス株式会社は、ITソリューションを中心に多岐にわたる事業を展開し、2024年には株式会社レスターの連結子会社として新たな展開を迎えています。

株主構成

親会社

大株主

株価指標

  • 概要
  • PER:25倍程度
  • PBR:1倍程度
  • 利回り:4%程度
  • 時価総額:100億円未満

コーポレートガバナンス

支配株主との取引等を行う際における少数株主の保護の方策に関する指針

当社は、株式会社レスターの連結子会社であります。当社グループ各社は、親会社グループ各社と営業上の取引を行っておりますが、親会社グループとの取引条件等については、他の取引先と同様の条件によることとしており、親会社グループとの取引が少数株主の利益を害することがないように努めております。また、親会社からの独立性を有する独立社外取締役を3分の1以上選任しております。親会社グループと少数株主との利益が相反する重要な取引については、取締役会の決議又は独立社外取締役の過半数から要請があった場合に、取締役会が指名した独立社外取締役により構成される特別委員会を設置することとし、かかる特別委員会において当該取引の検討等を行うこととしております。東証上場規程441条の2に定める取引等については、かかる特別委員会から意見の入手をすることとしております。

その他コーポレート・ガバナンスに重要な影響を与えうる特別な事情

当社は、株式会社レスターの連結子会社であり、同社との間で締結した資本業務提携契約において、当社の取締役として監査等委員ではない業務執行取締役1名を含む取締役2名以内を指名する権利を有するものとしております。また、同契約において、上場会社としての当社の経営上の独立性を維持するものとしております。グループ再編に係る事項等については親会社の事前承諾を要し、事業運営における重要な事項については協議、報告を行うこととするものの、これら一定の事項を除き、当社の意思決定が親会社の意向により左右されることのない体制を構築・維持することとして合意しており、当社の独立性は確保されていると考えております。

TOBの可能性と投資戦略

  • 2024年にレスターのTOBにより子会社となっている
  • 子会社化した数年後に100%子会社とするTOBを実行するパターンはよくあり、将来的にはTOBの可能性も予想される
  • ただし、2024年にTOBで子会社化されたことを考えると、仮に次に100%子会社化を実現するとしても、2026年以降になると予想
  • 株価としては割高感はなく、配当利回りも悪くないため、中長期の成長も期待しつつ、配当を得ながら、中期でTOBを待つ銘柄としては良い銘柄だと考える

 

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